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クロスハート

第1章 西岡純1

「何だこれ…」

「あの…すみません…。中澤さんにお願いしてたんです…」

確認もせずにそのまま通したのも悪かったんですけど、と謝る。

発注をかけるときは、部長も受理しないと通らない仕組みになっているはずだが、あのハゲも見落とした、と…。

「中澤!お前はいつになったら発注をまともにできるようになるんだ!」

「キャー!」

オレ用のお茶を盆に乗せたまま、オレの前から走り去る。

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