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ツインズ・ラブ

第2章  監視(Side 司)

 でも、そんな中で学生時代から❍❍外交官の息子、❍❍会社の社長子息、❍❍大臣の息子などと友人関係を築かせるために・・・。という親心からか、入学希望者はあとをただず、入試の倍率はかなりの高い水準をほこっている。そもそも、簡単には編入できる学校ではないはずなのだ。
 ということは、神田君の父親は、相当な金額の寄付をしているどこぞの有力者に違いない。
「父親との折り合いが悪くてな。一悶着の末、家をでることになったらしいが・・・・」
 親子げんか?
 それで監視って?
「家をでることを許した条件が学校生活をきちんと送ること。万が一、その条件をやぶることがあれば、強制的に自宅へ送還されることで神田氏は折れたらしい」
 ということは、神田君の父親に神田君の学校生活について、報告するって事か。

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