ツインズ・ラブ
第14章 嫌な予感(Side葉月)
今自分が居る場所が自宅だということも。お袋が部屋に入ってくる可能性が高いということも。
もうどうだって良かった。
夕方、護衛役を頼んでおいた一宮から、謝罪の電話があった。
所用があり、生徒会室から退室したこと。そのあと、生徒会室で神田と司が二人っきりになってしまったこと。夜遅くに司と神田が仲良く寮に帰ってきたこと。
聞けばきくほどいらいらした。
心配で仕方がなかったとき、親父から帰国を知らせる電話が入った。すぐに司に連絡をとり、2人とも自宅に帰るようにと言われた。祖父さんが危篤だと言われ、嫌な予感がした。
それから、すぐに司に電話した。いつもならワンコールで電話にでてくれる司がなぜか、電話にでるのが遅かった。
司の側には誰か居るような物音も聞こえる。
神田だ。
神田がわざと司に気がつかれない程度に自分の存在感、呼吸音や布のすれる音が電話に聞こえるようにしていることがわかった。
もうどうだって良かった。
夕方、護衛役を頼んでおいた一宮から、謝罪の電話があった。
所用があり、生徒会室から退室したこと。そのあと、生徒会室で神田と司が二人っきりになってしまったこと。夜遅くに司と神田が仲良く寮に帰ってきたこと。
聞けばきくほどいらいらした。
心配で仕方がなかったとき、親父から帰国を知らせる電話が入った。すぐに司に連絡をとり、2人とも自宅に帰るようにと言われた。祖父さんが危篤だと言われ、嫌な予感がした。
それから、すぐに司に電話した。いつもならワンコールで電話にでてくれる司がなぜか、電話にでるのが遅かった。
司の側には誰か居るような物音も聞こえる。
神田だ。
神田がわざと司に気がつかれない程度に自分の存在感、呼吸音や布のすれる音が電話に聞こえるようにしていることがわかった。