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ツインズ・ラブ

第21章  甘い夜(Side 葉月)

 それから甘い声を聞かせてくれる司を思う存分に味わった。司の意識が途絶えても、気にすることなく、行為を続け・・・・。最後にはもうムリと言われるまでやりつづけた。

「手加減できなくて、ごめんな」
 泣きはらした目で眠っている司に声をかける。身体を綺麗にして、汚れてしまった司のベッドではなく、自分のベッドに司を寝かせていた。

 虫に食われたどころではない、肌のアザが布団をかぶった姿でも見える。首まで点々とアザができていた。
『体育の授業があるのに!!信じられない!』
 司から怒鳴られそうだな。
 そう思いつつ、やっと手に入れたこのぬくもりを全身で感じることができる幸せに浸っていた。

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