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ツインズ・ラブ

第7章  画策(Side 葉月)

「僕の力なんて必要ないかもしれないけど・・。手伝わせて?」
「ありがとう。正直、助かるよ。でも無理しないでいいから」
「大丈夫」
 僕は笑顔で葉月を見た。
「智則・・」
 葉月が僕を見つめる。少しずつ顔が近づいてくる。微かに、触れるだけのフレンチキス。
「葉月、もっとちゃんとして?」
 上目遣いで葉月を見ると、今度はディープなキスをかわす。
 微かに開いた口元を葉月の舌が縦横無尽に動く。僕も負けじと葉月の舌に自分の舌を絡めると、僕のウィークポイントを上手く、葉月が甘噛みしてきた。
「これ以上したら、我慢できなくなるよ。智則、離れて」
 はぁ、はぁ・・・。 口を離したときには、完全に息があがっていた。でも離れたくなくて、今後は自分からキスを仕掛ける。
「どうなっても知らないからな」
 葉月の手が僕の着ているバスローブを床に落とすのがわかった。

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