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この恋は、特別(ふつう)

第4章 距離

翔は、ライブツアーが始まった。

他の県に行くので、会えるわけがない。
翔「絶対、電話するから。」

という言葉と、軽いキスを置いて、君と私は約2か月、離れた。

これから少しは、つまらない生活を送ると思うと、ちょっと息苦しかった。



「やっぱ、ライブはいいですネ♪」

と、感想を語る、我が担当。

「うちわとか、持っていくの?」

田中「当たり前です。」

「それで、気づいてくれんの?」

田中「はい!それがめっちゃ嬉しいんですよ♪」

「へぇー。」

と、興味のないフリ。

実際、『見に来る?』とご本人(翔)から誘われたが、止めた。

会いたくなるじゃん?会えないのに。

田中「先生もいった方が良いですよ!」

「そんなに?」

田中「翔くん、はんぱないですから。」

別に、付き合ってること知らないのに、妙に私に翔を推してくる。
…ばれてるのか?

田中「先生には、翔くんは合わないと思いますけど。」

…ただ、自分が翔を好きなだけだった。

「あのさ、田中ちゃん。」

田中「なんですか?」

「…えーっと、そのー…




ライブDVDとか、持ってたりする?」

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