テキストサイズ

この恋は、特別(ふつう)

第7章 張れた…?

それから、一時間くらいして、
田中ちゃんは、

田「これ以上幸せ過ぎると、後で、倍の不幸が来る気がするんで!!」

と、言って、大急ぎで帰ってしまった。


残った、私と翔。(てか、ここ自分家。)

とりあえず…

「作戦成功ってことで、かんぱーい。」

すっかり空いた、缶ビールがぶつかる。


それにしても、翔…

「酒、強いね?」

翔「そう?」

…私が弱いのか、な?

ま、いっか♪

「それよりさ、翔、

    田中ちゃんに優しすぎ。」

翔「何?妬きもち?」

「そっ、、んなんじゃない。けど…」

翔「じゃあ、これからは、表の性格で、ニコニコしてましょうか?」

「それは、ダメ!」

翔「じゃ、気にしないの♪」

と言って、私の頭を撫でた。

「バカにしてるでしょ?」

翔「なんで?」

「私が妬きもち妬いたから。」

翔「やっぱ、妬いてんじゃん。」

「…そりゃあ、彼氏がねぇ…」

こんなに、かっこよかったら、女子なんてみんな妬くよ!!

そんな私の思いは、お見通しのように、君は意地悪に笑っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ