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ねぇ、麻弘…

第3章 こんなの…ないよ…

私は逸る気持ちを抑えて、家に帰る途中も、何も起こらない事を願った。

母方の祖母が入院していて、もしかしたら、あの夢はおばあちゃんに良くない事が起きた知らせ?

麻弘は確か家庭教師のバイトの日だ。

夜間帯のコンビニのバイトと掛け持ちして貯めたお金で車を購入して、学校などに車を使用する機会が多かった。

まさか、麻弘が…? そんなわけないよ。

今頃は家庭教師してる。

私は帰宅するまで、色々な事を考えていた。

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