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本当の笑顔

第3章 好き。ってこと

『千春。ごめん。』



え?



香穂は泣いていた。立ち止まって沢山。




私にはわからなくて、困っちゃった。



『か、香穂?』



『私、千春のことなんでもしってるって
思ってた。
なのに、なんにもわかってなかった。
千春が辛くて恋をしたくないのに私…
恋をして。なんていって…』




違う。



香穂は悪くない。



香穂は泣かなくていいの。





笑って。

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