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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第10章 自暴自棄

下から光の顔を見上げる。


光の表情は優しさも、苛立ちも、冷たさも、何も感じられない。



そこにあるのは【無】の表情をした光の顔に思わずゾクッとしてしまう。




光は眼鏡を外し、茶色の瞳で私の目を真っ直ぐ見つめ












「ンッ……!」











そっと……









なんて、言葉はとてもじゃなくて


そんな言葉は程遠い



何の感情も感じられないキスをした。










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