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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第12章 年上×年下

「送ってくれてありがとう」



山の中、扱けないように身体を支えてくれたり凄く疲れたと思うのに。

家も光の方が駅から近いのに。



「だから行ったろ?心愛が人を襲わないように見張ってただけ!」



だから礼なんて要らねーよって憎まれ口を叩くけど…




きっとこれは光の優しさの言葉。




気を使わせないようにっていう優しさの憎まれ口なんだと思う。



…今日1日一緒に居て何となく分かるようになった…気がする。




「でも、ありがとう!」



ニカリと笑って言うと、光は少し照れたように



「へぇへぇ」



気だるそうな返事を1つ。






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