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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第21章 愛の狭間で・・・

ゴロン…



見慣れた天井を眺める事に飽きて、小さく身体を丸めたまま真横に。

ギシッと軋むベッドの音に反応して、神の耳がピクピクと動く様が何とも可愛い。


そんな可愛らしい神の耳に一瞬癒されるも


また、直ぐに彼らの事が頭のど真ん中にやって来て溜息。




…私の想いはどこにあるんだろう…。



“そんな事も分からないのにどっちか決めようとしたわけ?

っとにバカだな、あんた”



絶対今の気持ちを話すと、そうやって怒られるんだろうな…。


怖っ。



――最近は常にどこか光に甘えてた私。


今回は当然だけど、甘えちゃだめなんだ。


自分でしっかり考えながら、自分としっかり向き合いながら考えなきゃ。


今まで考えた事もなかった光への想い。

彼氏だった拓ちゃんへの想い。



しっかり考えて考えて、考えて考えて考え抜いて答えを出さなきゃ2人に失礼。

それに…私もきっと幸せになれない。



そんな気がする。







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