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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第2章 彼氏が××してました。

エレベーターに向かって歩きながら見慣れた空に小さく溜息吐きながら視線を向ける。



“喘ぎの館”は高層マンションの最上階。



だからかな




太陽に手を翳すとすぐ掴めそうな錯覚に陥る。



太陽だけじゃない。



月も星も雲も。



空に浮かぶ物全てがそっと手を伸ばすと掴めそうな錯覚に陥る。



こんな時だけはこんなトコに住めてる“あの男”の事




凄い人だなぁ…‥




って、ちょっとだけ思う。





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