テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第6章 はんたいことば

すると、拓ちゃんの温もりと香りがもっと感じられて、

更に心の中が【倖】一色で埋め尽くされる。



「拓ちゃん…好き」



拓ちゃんの胸の中で小さく呟くと、拓ちゃんは私の頭を優しく撫でながら



「うん、知ってる」



優しくそう言ってクスッと笑った。




――この幸せが続きますように…。



心の中でボソッと祈るように呟いた。






……けど。





幸せって長くは続かないように出来てるのかな…。





♪~♪~♪




彼の携帯が鳴った。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ