夢見るシンデレラ。
第2章 *魔法の馬車...
「愛実ー!
ごめんね。待った?」
「美月ー!!
久しぶり!元気してた?
みんな美月に会いたがってるんだよ!」
大学を辞めてから友達と会うこともなくなり、みんなが元気なのか気にはなっていた。
それでも、あの屋敷で働く限り遊びになんて行けなかった。
「相談って何?」
「ん?
まぁ来たらわかるよ!」
「愛実?」
「美月にしかできない相談なの。」
「ーー?」
会って早々、愛実に手を引かれ黙ってついて歩く
見覚えのある、歩き慣れた道に少しだけ違和感を感じながら歩き続けた
「ここ、入って!」
「・・・ここ、」
「みんな美月に会えるの楽しみにしてるから!」
押し入られるように地下の階段を降りていくと、やはりここが自分が働いていたキャバクラのお店だと気付く
でも、どこか違うような・・・
不思議な感覚に陥った。