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空の記憶~あなたと私と彼、それから~

第9章 第三話【波の音】 絶望の果て

 涙が溢れ出て、止まらない。またしても無理に犯されたことよりも、昨夜の自分のあられもない振る舞いの方がよほど衝撃であった。あろうことか、幸は亮平の愛撫に積極的に応えたのだ。むろん、最初はわずかな反応を見せていたにすぎなかったのだが、亮平の愛撫は的確で執拗だった。幸がわずかな反応を示せば更に同じ場所を深く責め立ててくる。

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