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　晶が言うと、祖母は頷いた。
「お父さんやお母さんは、相手の人のことを知っているのでしょう？」
　その問いに、晶は小さく頷く。
「家にも何度か遊びにきたことがあるわ。今時の若い人には珍しいくらい、よく気もつくし真面目だって」
「それは良かったじゃない」
　祖母は微笑む。晶は、そんな祖母をじっと見つめた。