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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第3章 ルイ篇

馬車を降りたジルが
護衛として馬車の側にいたアランと
何かを話しているようだった。

馬車へと戻ってきたジルが
雨に濡れた髪を
手でかきあげながら告げる。


「この大雨で先の道で土砂崩れが
起きたようです。
現在復旧中のようですが
今夜は城へは戻れませんね」


『そうですか……』


「ここはハワード公爵領ですので
今夜はハワード邸にお世話になりましょうか」


この時、
ジルが妖しく笑みを浮かべた事を
月花は気付いていなかった。

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