【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~
第5章 レオ篇
(あ……)
図星をつかれた月花は
両手で赤く染まった頬を押さえると
思わずレオをじっと見つめ返した。
「何を悩んでいるの?」
『……』
(言えない……)
レオから視線をそらし俯くと
そんな月花を見てレオがクスッと笑った。
「もしかして夜の公務の事で悩んでる?」
『えっ……』
確信をつく言葉に
思わず月花は顔をあげ再びレオを見つめた。
「……ほんっとうに分かりやすいな」
『……っ』
「聞いてあげようか?月花チャンの悩み事」
『……大丈夫だよ』
断ろうとして首を横に振ろうとすると
手にしていた本をパタンと閉じたレオが
目を伏せて続ける。
「明日、夜の公務があることは聞いてる?」
『え…』
「明日の相手はこの俺だよ、月花チャン」
(……っ…レオが……?)
レオの言葉に月花は目を瞬かせた。
「その時に悩みを聞いてあげるから」
『……』
レオが浮かべる優しい微笑みに
月花は何も言えずただ黙って
レオを見つめ返した。
図星をつかれた月花は
両手で赤く染まった頬を押さえると
思わずレオをじっと見つめ返した。
「何を悩んでいるの?」
『……』
(言えない……)
レオから視線をそらし俯くと
そんな月花を見てレオがクスッと笑った。
「もしかして夜の公務の事で悩んでる?」
『えっ……』
確信をつく言葉に
思わず月花は顔をあげ再びレオを見つめた。
「……ほんっとうに分かりやすいな」
『……っ』
「聞いてあげようか?月花チャンの悩み事」
『……大丈夫だよ』
断ろうとして首を横に振ろうとすると
手にしていた本をパタンと閉じたレオが
目を伏せて続ける。
「明日、夜の公務があることは聞いてる?」
『え…』
「明日の相手はこの俺だよ、月花チャン」
(……っ…レオが……?)
レオの言葉に月花は目を瞬かせた。
「その時に悩みを聞いてあげるから」
『……』
レオが浮かべる優しい微笑みに
月花は何も言えずただ黙って
レオを見つめ返した。