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強制恋愛

第11章 *11*揺れる心





蓮はマグカップを片手にかえってきた


でも…


『沙紀のぶんはないから』


座っている私の前を素通りしてソファーに座った


なんか寂しい


蓮を見つめると唇を尖らせぷいっと反対方向を向いてしまった


うぅ…


「蓮…」


ソファーで蓮の横に座っても私の方を見てくれない…


でも


蓮の手の上に手を重ねるとぎゅっと手を握ってくれた



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