
強制恋愛
第31章 *番外編*温泉旅行
部屋に戻ると蓮はわたしの顔を覗き込む
『ごめん…あいつ前からあんな感じなんだ…』
「…うん」
『…怒ってる…?』
「お、おこってなんか…っ」
ただなんとなく胸がもやもやした
わたし以外にも、蓮とキスして…エッチして…ってそんな女の子がきっとたくさんいるんだ
わかってたし…わかってるけど…
『俺、亜美にまた会っても構うなって連絡するから…だから「いいよそんなの!」
思わず強く言うと、蓮は頭をかきながら困ったような顔をしていた
「…ごめん…ちょっと外でるね…」
この空気から抜け出したい
その一心だった
