近くて遠い
第47章 有川商事より読者の皆様へお願い
「なんだお前、随分と嬉しそうだな。」
光瑠さんに突っ込まれて
うっ…と言葉をつまらせた。
「そっ、そんなことないですよ…!」
私は慌てて目をそらした。
とりあえず、良かった良かった…
「真希さん、もし18歳でしたら、
どちらに入れてました?」
「えっ…」
やっと回避できたと安心したところに要さんが質問してきた。
「いやっ…えっと…」
じっと見つめられて私は頭がパニック状態になった。
しかもっ…
なんか横から殺気立った視線も感じるしっ…
「あぁっ!いけない!勉強しなきゃっ!
じゃあ失礼しますっ!」