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最初で最後の恋

第11章 違和感

ーside by 澪ー

香奈の言葉に、あたしは驚きしかなかった。
神田くんと話をした?  

まさか、香奈にまで手を出してないよね?  

自分のことより、香奈のことの方が心配になってしまう。


「か、香奈。なにも、されなかった!?大丈夫だったの!?透くんは!?」
 

「澪、落ち着いて。ここじゃ話できないから、澪の部屋に行こう?」


香奈の言うとおり、リビングではこんな話できない。あたしたちは2階のあたしの部屋に移動することにした。


改めて香奈に質問する。


「香奈、なにもされてないよね?」

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