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最初で最後の恋

第13章 隠された想い

澪は俺のこと、嫌になったのか?

もしかして、俺のことなんて始めからそんなに好きでもなかった?


あんなに優しく笑ってくれたのに、あの無垢な笑顔は偽物だったのか?


聞きたいことがたくさんあるのに、俺はなにも聞けない。


だって、怖いから。


やっと本当の恋ができたと思ったのに。


澪…お前にあの景色を見せたとき、お前は泣いて喜んでくれたよな。


あれは、嘘の涙なんかじゃないよな?



彼女を本気で愛すと誓ったはずなのに、急に不安感が俺を襲う。

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