テキストサイズ

最初で最後の恋

第14章 重なり合う想い

神田くんはびっくりした顔をしたあと、俯いて肩を震わせている。

泣いてる、のかな。


そう思ってあたしは神田くんの顔をのぞき込むと……



「ぷっ………

あははははっ」


へ?


神田くんは、初めて会ったときと同じように笑っていた。しかも大声で。


「か、神田くん…??」


なにがなんだかわからないあたしは頭の上にはてながたくさん出てきた。


そして神田くんは、あたしがぽやんとしてる間に。





チュッ





触れるだけのキスをした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ