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最初で最後の恋

第17章 柔らかな時間

そして待ちに待った日曜日。

あたしは家の前で立ち尽くしていた。だって…



「か、神田君…じゃなくて


蓮??駅で待ち合わせのはずじゃ…」


目の前で、蓮が待っていたからだ。
駅に行こうとしてたのに、ここに蓮がいるということは待ち合わせ時間よりとっくの前にいたってことだ。


「会いたかったからさ」


そう言って笑う蓮。うぅ…その笑顔は反則なんだってばぁ。

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