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読んでる貴女がいろんなシチュで主人公になって読める短編集。

第6章 冷たい雨

そして、近くにくる。

「おい、○○。お前さぁ、逃げんなよ。」

「意味不明。あたしら、からかってただけなのに、いじめみたいに言いやがって。」

「テンション、ちょー下がる。」

「はぁーあ。」

4人が口々に言う。

もう、怖くない。

「あんたらさぁ。私いじめて何が楽しい?」

「あ"ぁ"?」

「だから、私いじめて、何が楽しい?」

「おまっ、ふざけんなよ?!」

顔が真っ赤になる彼女たち。

「ねぇ、みんな。どう思うの?」

ボソッ「いじめ…だよね。」

ボソッ「やりすぎじゃね?」

ボソッ「でも、ウチらも見てみぬぬふりだった…。」

「ね。聞こえたよね?みんな、わかってるよ?」

「んなっ!!」

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