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遺伝子の欲望

第7章 放射線物質

店から離れるよう、しばらく一心不乱に歩いて行く。


人混みから避けれる所に着いた途端、私は一気にしゃがみ込む。


「黎子さん!大丈夫ですか?」


暢くんも一緒に座り込んでくれた。


瞬間


「あぁぁ~!ごめんなさい!」


両手で顔を覆い、情けない声で謝る。


こんな感情的になるなんて!


私とした事が!


好き、嫌い。


白か黒。


と両極端な私は、キレたら質が悪かった。


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