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遺伝子の欲望

第8章 単細胞生物

「え、えぇ…何もされなかったわ。暢くんのお陰だわ。ありが…」


「良かった!」


えっ!


私は暢くんに、抱き締められていた。


背が高いからスッポリ包まれ、細いのに逞しく感じる。


ドキン…ドキン…。


なっ!この鼓動は何かしら?


「と…暢くん?」


「わぁ!スミマセン!ホッとして無意識に!」


瞬間にして、赤くなる。


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