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遺伝子の欲望

第2章 遺伝子(いでんし)

ただ料理を持って来ただけなのに、さっきまで流れてた空気が一変した気がしたわ。


「…味見してもらえますか。」


暢くんは、私を見ながらそう言った。


「有り難う…頂くわね。」


安心感からか、素で笑顔になったであろう。


「あら!これも美味しい!新作にするの?」


「お口に合って、良かった…。新作にするか検討中なんです。」

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