テキストサイズ

遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

唇が離れ、暢くんは気不味そうな表情で


「すみません…あの…。」


「…暢くん…良かったら泊まってく?」


瞬間にして、フリーズする。


そして一気に赤くなり


「えっ!!いきなりそれは不味いです!」


わたわたと、身体全体を使って焦っている。


「ふふ…大丈夫よ。取って食べたりしないから。遺伝子論…語り合いたいのよ。」


「遺伝子を…でも…僕は。」


恥ずかしそうに下を向き、


ストーリーメニュー

TOPTOPへ