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遺伝子の欲望

第3章 突然変異(とつぜんへんい)

「黎子さんと、以前から二人で飲んでみたかったんですよ!あの店で、お見かけして本当に美しい方だなって思って。」


「ありがとうございます。お世辞でも、一応嬉しいですわ。」


本当は、嬉しくも何ともないけど。


「でも、私なんかよりもっと素敵な方、松原さんなら沢山周りにいらっしゃるでしょ。」


私なんか誘わなくて、いいじゃないの…。


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