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遺伝子の欲望

第5章 疑似科学(ぎじかがく)

とりあえず、無事に帰るまでは、黙って言うことを聞いていた。


少しだけ、香織の気持ちが解った気がしたが、大きな違いは、相手を好きか嫌いかだわ。


嫌いだと、この上なく拷問だ!


「黎子さん!素晴らしい景色ですよね!一緒に見てると眩しさがまた違います!」


「静かに眺めたいですけどね…。」


「穏やかな海は和みますからね!ははははっ!」


…無駄に熱い…。


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