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遺伝子の欲望

第5章 疑似科学(ぎじかがく)

絶対、合わない!

絶対、付き合いません!

絶対、無理です!

二度と会いたくないです!

私の遺伝子は、松原さんを求めちゃいません!」


「い…遺伝子?」


呆気にとられてた、松原さんがやっと口を開いた。


「とにかく、私の細胞レベルで、貴方を拒否してるんです!」


「さ、細胞?」


あぁ…絶対話し通じないわっ!


「とにかく、サヨウナラ!」


そこまで行って、プレゼントのネックレスを叩き付けるように車のシートに置いて出た。


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