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詩集

第23章 自傷行為

自傷行為

不安の種を引きずりながら

私は街をさまよい歩く

怖い

醜い

憂鬱

そして、

不安

立ち止まると

そのまま恐怖で動けなくなりそうになる

ベージュ、オレンジ、白

処方されたカラフルな錠剤を水と一緒に飲み干して

信号待ちをやり過ごす

ほかの人たちはもっと明るい解決策を持っている

“カッターナイフ”

でも私には合わなくて

何度やっても慣れなくて

自分の体液を流すことに

恐怖を覚える

だから、私は私を壊すために

私自身にもっとひどい方法で

その暗い、どろどろとした衝動を

生を感じる瞬間に変える

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