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想いのまま

第4章 若かりしあの頃


若かりしあの頃




好き……
あなたが好きで…
周りが見えなくなっていたあの頃
唯一の理解者?
そう思ってたのは私だけ



強がっていても
自分の存在価値を確かめたかった。
あなたに必要とされれば
それだけでいいから



体裁、世間体
全てがくだらなく思える日常。
一期一会を大切に。
早く自由になりたくて
この世界から抜け出したくて
もがいていた



ギュッと後ろから
抱き締められる感触
感情のままに委ねる身


幾度となく重なった
ベッドはいつしか色褪せた
共に過ごした部屋に
残る匂いも消えていった。


今ここに立っていられるのは
あなたのおかげ
2人歩んできた道のりは心の中に
刻まれているから



ありがとう。



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