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俺の聖なる剣

第8章 磁石





君の心から
僕の心は




200センチ





僕が

前に進んでも






差は縮まる所か



比例するばかり







それは

毎回のように

後ろへ下がってしまうからだと



僕は気づいていた








それでも
進むよ



いつか君が

受け入れてくれるのを

信じて







50メートル走を
全速力で走るような
勢いで走っても



君は

50メートル走を
全速力で走るような勢いで後ずさる






26分の25までは
行けたのに


あと
26分の1が
足りないだけなのに


これだけの差も縮められない






それでも走るよ



いつか君が

受け入れてくれるのを

信じて










そんなある時
気づいたのは



僕はN極だってこと







僕は ふと気になり

彼女の極を見ていた




N極だった








僕は 僕で

自分から
受け入れようとしなかった

自分が退いていたのを

君のせいにしていただけ






僕は 素早くS極にした







S極とN極が重なり合わすようになった







なんで
早く気づかなかったのだろう






これからは

2人で進んでいこう




君と僕の磁石が

永遠だと信じて






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