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秘密の派遣業務

第22章 安心出来る場所

そのまま桐沢は紗江を自室に連れ帰った。

優しく抱き寄せる。

紗江「…桐沢さん…」

桐沢「…直哉だ…」

紗江「え…っ?」

驚いて顔を上げると桐沢の熱い視線が紗江を見下ろしていた。

桐沢「これからは名前で呼んで欲しい。」

紗江「っ?!」

(…嬉しいけど…嬉しいけど…)

紗江「…それは…無理っ…かも…」

桐沢「何で?」

紗江「だって…そんな急には…」

名前を呼ぶには勇気がいった。
簡単には呼べない。

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