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秘密の派遣業務

第29章 愛のかたち

峯山はじっと紗江を見つめて…何か考えていた。

峯山「…あいつは…桐沢は…本当に平気なのか?」

紗江「…え…?」

峯山「本当にお前が他の奴に抱かれる事に…平気で居られるものなのか?」

その問いに紗江は答えられない。

(…平気な訳ない…でも直哉さんはそれを顔には出さない。直哉さんの本心は……)

目を伏せ黙り込んだ紗江を峯山は無表情でじっと見つめていた。

しばらく沈黙が続く。

峯山「…桐沢が本気でお前に惚れてると…思うか?」

紗江「…え…?」

突然の真面目な問いかけに紗江は驚く。

紗江「…思います。私は…直哉さんの気持ちを信じてますから。」

紗江はキッパリそう答えた。

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