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秘密の派遣業務

第36章 離れ離れの生活

その日の夕方、紗江は3年ぶりに自分のアパートに帰り着いた。

紗江「…うわ…埃だらけ…」

3年間、主の居なかった部屋は埃まみれで…

紗江「…大掃除しなくちゃ…」

何もする気にはならないけどこのままではとても居られない。

窓を全開にして空気を入れ替え、無我夢中で掃除に没頭した。

でないと、桐沢を思い出して泣いてしまいそうだったからだ。

元々狭いアパート。
3時間もすれば何とか住める状態にはなった。

紗江「…とりあえずはこんなもんかな?」

ふと時計を見ると、19:00を過ぎた頃だった。

紗江「…直哉さん…今頃食堂かな…?」

毎日の桐沢との楽しかった食事を思い出していた…。

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