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その日は仕事が凄く忙しく気付けば紗江も美穂も残業をしていた。

矢崎「…お疲れ様。そろそろ終わろうか？」

紗江と美穂の所に矢崎部長がやってきた。

美穂「あ、は、はい。」

矢崎「後はやっておくから、着替えて来なさい。」

紗江「じゃあ、お願いします。」

2人が更衣室に向かうその後ろ姿を矢崎がじっと見つめていた。

水嶋「矢崎部長？どうしました？」

矢崎「そうだ、この後時間あるか？」

水嶋「はい、ありますけど…」

矢崎「よし、じゃあ付き合ってくれ。」

訳がわからないまま水嶋課長は矢崎部長に付き合う事になっていた。

そして更衣室から戻った紗江と美穂に…

矢崎「今から水嶋課長と食事に行くんだけど、どう？」

紗江「…え…」

美穂「ほ、本当ですか？」

躊躇う紗江とは反対に喜ぶ美穂。

矢崎「じゃあ決まりだね。」

優しく微笑まれ断るタイミングを逃してしまった紗江だった。