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秘密の派遣業務

第39章 動き出した時間

いつものように桐沢は研究室に籠って研究に没頭していた。

最近、紗江からの手紙が届く間隔が少しずつ開いている。
その事に不安を抱きながらもどうする事も出来ない自分の感情を研究にぶつけるしかなかったのだ。

桐沢「…半年か…」

もう何年も会っていないような気がしていた。

所長「桐沢、頑張ってるな。」

そこへ所長がやってきた。

桐沢「……はい……」

チラッと目だけを所長に向け桐沢はまた研究に没頭する。

そんな桐沢に所長はニコニコ笑いかける。

(…?何なんだ…?)

桐沢は怪訝な顔を向けた。

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