秘密の派遣業務
第6章 社長の思惑
桐沢「所長…彼女の契約は破棄出来ないんですか?」
桐沢は真っ直ぐ所長を見る。
所長「…莫大な契約金を支払ったからな…社長、契約金の返金は?」
社長「出来ない。既に支払いに回した。彼女にはここで予定通りの仕事をしてもらう。その為の契約書だ。」
所長「…そういう事だ…」
所長を始めその場に居た全員が溜息を零した。
社長を除いて…
桐沢「…仕方ない…か。だったら…一番は俺だ。…異論はないよな?」
社長「何でお前が…?」
所長「いや、桐沢くんに任せよう。…頼んだよ。」
桐沢「…………」
桐沢は頷くと紗江を抱き上げ所長室を出た。
桐沢は真っ直ぐ所長を見る。
所長「…莫大な契約金を支払ったからな…社長、契約金の返金は?」
社長「出来ない。既に支払いに回した。彼女にはここで予定通りの仕事をしてもらう。その為の契約書だ。」
所長「…そういう事だ…」
所長を始めその場に居た全員が溜息を零した。
社長を除いて…
桐沢「…仕方ない…か。だったら…一番は俺だ。…異論はないよな?」
社長「何でお前が…?」
所長「いや、桐沢くんに任せよう。…頼んだよ。」
桐沢「…………」
桐沢は頷くと紗江を抱き上げ所長室を出た。