私の掏明くん
第5章 お出かけ中も
千尋「これと、あれとこれと」
掏明「そんなに買うの?」
千尋「寒くなる前に冬用の服買わなきゃ
困るでしょう?だから」
お客「…」
掏明「千尋」
千尋「何?何か気になる服でも」
掏明「見られてるよ」
千尋「えっ?」
お客「…」
普通に会話していたが
掏明の姿は千尋以外には見えない
だから千尋が街中で掏明と話していても
突然、独り言を言う
変わった人に見られてしまう
部屋ではよかったが一緒に外に出た時は
周りの目を気にし気をつけなければ
いけなかった…
掏明「…」
千尋「変な人って思われたかな…」
掏明「千尋じゃない、変なのは俺…俺だ
よ…」
千尋「掏明…」
掏明「へへっ(笑)あっ千尋、ペアルッ
ク買おうよ、ペアルック」
千尋「…うんっ」