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抵抗

第3章 観察記録《1》



ここで父親の鼻息が荒くなる。

「やめてくれ、父さんッ」

稜平は感じたようだ。

ちゅ…にゅる…

父親が押さえつけた息子の唇に吸い付く。

「やめッ、んんっ」

貪るように荒く
見るからに酒臭そうなキス。

「にぃ、ちゃん…」

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