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抵抗

第1章 失敗したスパイたち《1》


危険だ。
私の本能が告げる。
が、逃れるすべはない。

「あなた方が誰に言われここへ忍び込んだのか、大変興味があります。
しかし、そんなことは後でいい」

ぺろっ…
「っ!?」
男が私の耳を舐めた。


「どういう意味か、わかりますね?」


スパイが捕まった場合の拷問は
生半可なものではない。

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