ボク赤ちゃんに戻っちゃった!
第6章 先には!?
ボクはエレベーターで屋上まで上がる。
ボクのマンションでは屋上の扉は鍵が掛かっていて開けられないのだが…
このマンションの扉はすんなりと開けられた!
屋上の赤い風船を探す。
すると辺りが薄暗くなる。太陽が雲にスッポリ隠れてしまう。
風もずいぶん冷たく吹いてくる。
すると街路樹は、豹変した。巨大な黒の生き物の姿になって。風にうねる背の高い木、枝が怪物の触手のように、ボクを襲う素振りを見せる。
ボクは恐くなって、逃げようとするが辺りはまるで森の中にいるようである。
遠くの方に池みたいなものが見えだし、ボクに近づいてくる。
透き通るような水面!
そこに、ゆかりママが助けを求めている?
「キラくん。ママを助けて。」
ゆかりママはボクに手を差し出して、そう言った!
ボクはゆかりママを助けようと手を掴む。
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