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なななのな♪

第51章 12月16日 ②

(以下敬称省略お許しください)


「こんにちは、スパークリングさん…?とおしゃったかな?随分弾けたお名前でかわいらしいですね…」


要はそう言って微笑むとスーツの内側に手を入れた。

「僕は有川商事副社長、関根要というものです。」


名刺が華麗に出され、周りにいた人が皆溜め息を洩らす。

ドキッとしたスパークリングはいけないいけないと心の中で唱えた。


「あのっ…、私人妻でっ…」

聞いてもいない事を突然言い出したスパークリングに要は目を丸くした後、ハハハと笑ってスパークリングの手を掴んだ。


「かわいらしいのは名前だけではないようですね…」

男らしい顔が近付けられ、スパークリングの心臓は破裂寸前…

そんな彼女の様子を見て要はニヤリと口角を上げる。

「いけない…欲しくなってしまった…」


「きゃっ…」


少し強引に腰を掴まれたスパークリングが甘い悲鳴を上げる。


「旦那さんと僕、どちらが"良い"か試してみませんか…?」


「えっ…」


耳元で囁かれた甘い言葉…


そのあと、二人が秘密でスパークしたかしていないか……
知っているのは本人たちのみ──


end...

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