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ただ…愛してる

第10章 将来

コーヒーをのみ
落ち着いた。



『かお。どしたの?彼氏?』


さらっと聞いた。


『1ヶ月過ぎた頃から殴られて
ホストのストレスなのかな…てゆうか
あいとを裏切った…ばつかな…』




知るかよ。



『まぁ。お前がアイツを選んだんだし
いいんじゃね。俺に今更関係ない
からなぁ。』



下を向く


『 でも…あたし…今も、あいとが…』




コイツは
いつも…自分にとって有利な
男につく…変わってねーな。




『あーだめだめ。俺好きな人がいる』




元彼女は
泣き出し暴れた



『やだ!やだ!あたしわぁ。あいとが
あいとが好きなの!』




『俺を…俺を捨てたのわ
誰だよ…なめんじゃねーぞ』


右手を拳で
元彼女がもたれていた壁を殴った


元彼女は
固まったまま
俺をみた。



『二度と俺に構うな。行けよ。』



下を向く
俺の頬に涙が流れた。




『ごめ…なさい。傷つけて…』


元彼女は
足早に部屋を出た



二度と通うはずのない
扉が閉じた。




『バィニャ…』小さく俺は
さよならを呟く




ホストの俺は
終わったんだよぉ…



終わったんだよ…

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