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ただ…愛してる

第13章 泣かないで

はなこさんと息子君が
荷物を持って現れた


心踊りまくりな俺


にやけっぱなしの俺は…


鍋をつつきながら
はなこさんの元気の無さを
心配した。


『どーしたの?智美さん?』


はなこさんは
嘘をつくのが下手くそなのだ


『なんでもないよ♪美味しいね♪』



無理すんなよ。なんかあったんだろ



『ビールのもっ』

俺は、笑顔で話した。



『おにぃちゃん、巾着たべたい』


小さい友達は
お椀を俺に差し出し
ニコニコしながら見つめた


『はいよーぉ』


なんか…んとに可愛いんだ




時間よ

止まれよ

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